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家族を守る雷対策⚡落雷を受けたときの対応とは?

雷が鳴っている夜、家の上に落雷が発生しているイメージ画像

台風の接近や夏のゲリラ豪雨。突然空が暗くなり、遠くでゴロゴロと音が聞こえたら、あなたは「雷が鳴ったらどうする?」と迷わずに正しい行動を取ることができますか?

結論からお伝えすると、雷鳴が聞こえたら「すぐに鉄筋コンクリートの建物の中か、自動車の中へ避難する」のが正解です。雷の音が聞こえた時点で、すでに落雷の危険がある約10km圏内に雷雲が近づいています。「まだ遠いから大丈夫」と様子見をするのは禁物です。

雷は毎年多くの被害をもたらす極めて危険な自然災害です。気象庁の統計によると、落雷による被害(落雷害)の約3割は8月に集中しており(2005〜2017年・全1,540件中468件)、台風やゲリラ豪雨が増える夏は特に警戒が必要です。しかし、正しい避難行動と事前の対策を知っていれば、そのリスクは最小限に抑えることができます。

本記事では、正しい避難場所やNG行動、落雷時の応急処置やAEDの使い方まで、大切な家族を守るために必要な防災知識をまとめました。台風・豪雨シーズンの今こそ、目を通しておきましょう。

雷が鳴ったらどうする?【今すぐ取るべき正しい避難場所】

「まだ雨が降っていないから」と様子見をするのは禁物です。今いる場所別に、すぐ取るべき避難行動を確認しましょう。

① 屋外にいる場合:頑丈な建物や車内へ即避難

屋外で雷に遭遇した場合は、速やかに鉄筋コンクリート造などの頑丈な建物か、自動車の中へ避難してください。

プレハブ小屋やテント、四方が開いた東屋など壁のない構造物は安全ではありません。壁のある木造建物は比較的安全ですが、壁や電気器具からは1m以上離れましょう。車内に避難した場合は、窓を閉め、車内の金属部分には触れずに待機します。

② 家の中にいる場合:水回りと家電から離れる

家の中でも絶対に安全とは限りません。雷の電気は電線や水道管を伝って室内に侵入することがあります。

コンセントにつないだ電子機器はプラグを抜き、雷が鳴っている間の入浴や水仕事は避けましょう。金属製の窓枠や壁際からも離れてください。

③ 周囲に避難先がない場合:身を低くする「雷しゃがみ」

近くに安全な建物や車がない広い場所では、落雷の被害を少しでも減らす姿勢「雷しゃがみ」をとります。ただしこれは緊急時の最終手段です。気象庁も「安全な空間への避難」を最優先としているため、少しでも頑丈な建物や車があればそちらを優先してください。

  • 姿勢を極限まで低くする:頭を低くし、耳を両手で塞ぎます。
  • 両足をそろえてしゃがむ:両かかとを密着させて、つま先立ちでしゃがみます。(地面を伝う電流が体内に入るのを防ぐため)
  • 地面に寝そべらない:地面との接触面積が増えて、近くに落雷した際の「地面電流」で重傷を負う危険があるため、絶対に寝そべってはいけません。

※近くの物体から電気が飛び移る「側撃(そくげき)」や、落雷地点から地面を伝う「地面電流」の危険があります。電柱・鉄塔・煙突などの高い物体からは4m以上、高い木からは2m以上離れて、姿勢を低くしてください。

【場所別】知っておきたい雷対策とやってはいけないNG行動

「家にいれば大丈夫」「木の下で雨宿り」——よかれと思った行動が、実は最も危険なこともあります。場所別に「やってはいけないこと」を確認しましょう。

雷から身を守るために避けるべき行動(木の下にいる、公園、鉄塔など)の注意イラスト

家の中のNG行動:コンセント接続と入浴・水仕事

家の中で最も多い落雷被害は、家電製品の故障と感電です。「家にいるから大丈夫」と油断せず、次の2点を徹底しましょう。

・家電のコンセントを抜く:雷サージ(急激な過電流)が電線を伝って侵入し、PCやテレビを破損させます。雷鳴が聞こえたら早めにプラグを抜き、雷ガード電源タップも活用しましょう。
・お風呂や洗い物をしない:水道管は電気を通しやすく、入浴中や手洗い中の落雷で感電の危険があります。雷が通り過ぎるまで水仕事は控えましょう。

屋外のNG行動:大きな木の下での雨宿りと傘の使用

突然の雷雨で、つい木の下で雨宿りしたり傘をさしたりしがちですが、これらは最も危険なNG行動です。

・木の下での雨宿りは絶対にNG:木に落ちた電気が近くの人へ飛び移る「側撃(そくげき)落雷」が起きます。木の幹や葉先から2m以上離れ、姿勢を低くしましょう。
・傘を高く掲げない:開けた場所で金属製や先のとがった傘をさすと、自分が避雷針になってしまいます。傘はささず、姿勢を低くして安全な場所へ移動を。

子どもの安全を守る!家族で共有したい「4つの約束」

雷が鳴ったときに家族・子どもへ伝えておきたいポイントを話すお母さんのイラスト

学校の行き帰りや外遊びでも、子どもが自分で避難を判断できるよう、日頃から以下の「4つの約束」を教えておきましょう。

子どもと約束したい4つのポイント

  • 「大きな木の下には絶対に近づかない」
  • 「ゴロゴロと音が聞こえたら、すぐに頑丈な建物の中に入る」
  • 「雨が激しく降ってきても傘はささずに、身を低くして逃げる」
  • 「靴は脱がない(ガラスや鋭利なものによる足のケガを防ぎ、素早く安全な場所へ移動できるようにするため)」

絵本や日常の会話の中で親子一緒に学ぶと、いざという時の防災意識が高まります。

万が一、近くで落雷が起きたときの応急処置

落雷で人が倒れたとき、最初の数分の行動が生死を分けます。あわてず、次の3ステップで動きましょう。

雷に打たれた人がいた場合のまず最初にやること応急処置のステップのイラスト

※被災者の身体に電気は残っていませんので、触れても感電することはありません。安全を確保してすぐに処置を行いましょう。

応急処置の3ステップ

STEP
周囲の安全確認

二次被害を防ぐため、周囲の安全を最優先で確認!危険なら被災者を安全な場所へ移動させる。

STEP
反応を確認し、大声で助けを求める
  • 肩を軽く叩きながら「大丈夫ですか?」と呼びかける
  • 反応がなければ、すぐに大声で周囲に助けを求める
  • 「119番通報してください!」「AEDを持ってきてください!」と同時に叫んで依頼する
STEP
呼吸を確認する

胸の動きを見て、普段通りの呼吸をしているか10秒以内で確認。呼吸がない・あえぐような呼吸(死戦期呼吸)の場合は、直ちに胸骨圧迫を開始する。

意識がない・呼吸してない場合の救命処置

意識がない・呼吸をしていない場合の心臓マッサージの手順

※心停止の可能性があるため、直ちに心肺蘇生(CPR)を開始します。

胸骨圧迫(心臓マッサージ)の手順

  • 胸の真ん中を、1分間に100〜120回のテンポで強く圧迫
  • 深さは約5cm(ただし6cmを超えない)をしっかりキープする。
  • 子どもの場合も、胸の厚さの約3分の1までしっかり沈むように圧迫する(弱めず、確実に圧迫することが大切)。

※近くにAEDがあれば迷わず使用を。落雷による心室細動(心臓のけいれん)を止めるには、AEDの電気ショックが極めて有効です。

【誰でも使える】AEDの正しい使い方と手順

AEDの使い方を表したイラスト

AED(自動体外式除細動器)は、心臓のけいれん(心室細動)を自動で解析し、正常なリズムに戻す機械です。
音声ガイドが案内してくれるので、誰でも迷わず使えます

AEDの使い方【6ステップ】

STEP
電源を入れる(またはフタを開ける)

電源を入れると自動で音声ガイドがスタートします。(フタを開けるだけで電源が入るタイプもあります)

STEP
電極パッドを肌に直接貼る

衣服をはだけ、パッドのイラスト通りに「右胸の上(鎖骨の下)」と「左の脇の下(側胸部)」の2箇所へ密着させる!

STEP
体に触れないで待つ(心電図解析)

AEDが自動で心電図の解析をスタート。「触らないで!」と周囲に知らせ、全員が被災者から離れる。

STEP
電気ショックを実行する

音声が「ショックが必要です」と指示したら、光っているボタンを押す。(自動ショックのタイプもあります)

STEP
胸骨圧迫(心臓マッサージ)を再開

ショック完了後、またはショック不要の指示でも、すぐに胸骨圧迫を再開する。

STEP
救急隊が到着するまで繰り返す

AEDは2分ごとに自動解析を行う。救急隊が来るまで音声ガイドに従って心肺蘇生と解析を繰り返す。

AEDの使い方を知っていることは、命を守る最後の砦です。
しかし何より大切なのは、こうした事故を未然に防ぐこと。特に雷のような突然の脅威には、「早めに察知して、安全な場所へ避難する」ことが、家族の命を守る何よりのカギになります。

雷に関するよくある質問(FAQ)

Q. 雷が鳴ったら、何分くらい待てば動いても安全ですか?

最後に雷の音が聞こえてから20分以上たってから移動しましょう。雷雲は動きが速く、「もう遠ざかった」と思っても再び近づくことがあるためです。

Q. 家の中なら、雷は絶対に安全ですか?

いいえ。雷の電気は電線や水道管を伝って室内に入ることがあります。家電のプラグを抜き、入浴や水仕事を控え、壁や窓から離れましょう。

Q. 車の中は安全ですか?

比較的安全です。落雷しても電気は金属の車体を伝って地面へ逃げます。ただし窓を閉め、車内の金属部分には触れないようにしましょう。オープンカーは危険です。

Q. 雷までの距離を知る方法はありますか?

稲妻が光ってから「ゴロゴロ」と音が鳴るまでの秒数を数え、約340mをかけると距離の目安になります(5秒で約1.7km)。ただし音が聞こえる時点で、すでに落雷の危険圏内です。

「気づいた時には手遅れ」を防ぐ|携帯型雷検知器「雷報」という備え

先ほどのFAQでも触れたように、雷の音が聞こえた時点で、すでに落雷の危険圏内です。光や音といった「人間の五感」で気づいたときには、安全な場所へ避難する時間がほとんど残されていないこともあります。

シナノカメラ 雷検知器 雷報Li-Ho SCE-001

「スマホの雨雲レーダーや雷アプリがあるから大丈夫」と思う方も多いかもしれません。気象庁の「雷ナウキャスト」などはとても便利で、私たちも活用したいツールです。ただ、スマホアプリと携帯型の雷検知器は、得意なことが違います。

スマホアプリ
(雷ナウキャスト等)
携帯型雷検知器「雷報」
検知のしくみ気象レーダー等の観測データから広い範囲を予測その場で発生した電磁波を独自センサーで直接キャッチ
通信環境通信・電波が必要(停電・山間部・災害時は不安定に)通信不要・単4電池1本でオフライン動作
気づき方自分で画面を確認しに行く必要があるアラーム音が能動的に知らせてくれる

つまり、スマホは「広い範囲の予報を確認する」のが得意。雷報は「今この場所に雷が近づいている」ことを、通信がなくてもアラーム音で能動的に知らせてくれます。どちらか一方ではなく、併せて持つことで“逃げ遅れ”を防ぎやすくなります。

雷報(Li-Ho / SCE-001)は、落雷時に発生する電磁波を独自センサーでキャッチし、最大約60km先の雷活動を検知します(60km/30kmの2段階切替)。単4電池1本で動き、通信は一切不要。重さ約68gとコンパクトなので、避難リュックやお出かけバッグにも気軽に入れておけます。

特に、親の目が届きにくい子どもの登下校や外遊び、部活動の現場での「早めの避難判断」の材料として、心強い備えになります。

雷報の詳細はこちら → 雷報(携帯型雷検知器)| シナノカメラ工業

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まとめ:台風・豪雨シーズンの雷から家族を守るために

雷の発生は予測が難しいですが、正しい避難行動と事前の対策で被害は防げます。

これからの台風・豪雨シーズン、以下のチェックリストを家族で共有しておきましょう。

  • 雷鳴が聞こえたら、すぐに頑丈な建物か車内へ避難する
  • 家の中ではコンセントを抜き、入浴や水仕事は避ける
  • 木の下での雨宿りや、傘を高く掲げるのは絶対にやめる
  • 万が一の時は、AEDと胸骨圧迫(心臓マッサージ)で命を繋ぐ
  • 携帯型雷検知器「雷報」で早期警戒ができる備えをする

いざという時に「雷が鳴ったらどうする?」と迷わない準備を、日頃からしておきましょう!

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出典・参考資料

※本記事は2026年6月時点の公開情報をもとに構成しています。最新情報は各公的機関の公式サイトをご確認ください。