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雷報ブログ

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雷の仕組みと対策|雷検知器【雷報】で守る命と設備

山岳地帯に雷が落ちる瞬間を捉えた写真。暗い空に稲妻が走り、自然の脅威を印象づける風景。

雷は自然災害の中でも突発的かつ被害が大きく、毎年多くの事故を引き起こしています。特に夏場や天候の急変時には、屋外作業や施設運営において注意が必要です。本記事では、雷によって発生する主な被害の種類と、それらを未然に防ぐための具体的な対策方法をご紹介します。

雷の種類とその影響

雷よる被害の比較表

雷の被害というと「直撃」のイメージが強いですが、実は多くの被害は間接的なものです。
大きく分けると以下の3つに分類できます。

  • 直撃雷:雷が直接建物や人に落ちることで、火災や感電などの深刻な被害を引き起こす。
  • 誘導雷:雷が近くに落ちた際に発生する電磁波により、建物内の機器に過電流が流れる被害。
  • 逆流雷:電線・通信線などを通じて建物内に雷の電流が侵入し、機器内部を破損させます。

雷による被害を防ぐための安全対策

雷から避難する親子の様子を描いた写真。雷が鳴る中、屋根のある場所で身を寄せ合って安全を確保している。

雷被害を最小限に抑えるためには、「雷の接近を早く知ること」と「正しい避難行動・設備対策」が非常に重要です。以下に、一般的な施設・現場で行われるべき安全対策をまとめてみました。

屋外活動時の雷リスクについては、「雷被害を防ぐ!登山や農作業、建設現場など屋外活動時に注意すべき雷の3つのリスク」でも詳しく紹介しています。あわせてご覧いただくことで、より深く理解できます。

1. 直撃雷の時の安全対策

直撃雷は命に関わるリスクがあるため、早めの避難判断が何より大切です。
現場では、雷報などの雷検知システムを活用して、作業員へ即座に避難指示を出せる体制を整えることが重要です。
また、施設には避雷設備の設置に加え、定期的な点検・劣化確認も必須です。設備があっても、機能していなければ意味がありません。

主な対策例

  • 屋外作業は雷の接近を検知次第すぐ中断
  • 木の下や鉄塔付近など高い場所を避ける
  • 鉄筋コンクリート建物や車内に避難
  • 建物には避雷針・引下げ導体・接地設備を整備

2. 誘導雷の時の安全対策

誘導雷は落雷地点が近くでなくても発生するため、常時の備えが必要です。
特に、コンピュータやネットワーク機器が多い環境では、SPDを通じて雷サージを吸収・遮断することで、システム障害を未然に防止できます。
また、重要データのバックアップやUPS(無停電電源装置)の併用も、運用面でのリスク回避に有効です。

主な対策例

  • 電源・通信ラインにSPD(サージ防護デバイス)を設置
  • 精密機器の配線は雷対策済みの電源で供給
  • 屋外配線はアース付きのシールドケーブルを使用

3. 逆流雷の時の安全対策

逆流雷は、外部から電気系統を伝って侵入してくるため、建物内部の保護がカギとなります。
特に配電盤や制御装置など、雷電流が入り込みやすい部分には、雷専用のSPDを組み込むことが推奨されます。
さらに、ボンディングによって金属部分の電位差を調整することで、火花放電や感電事故を防止できます。

主な対策例

  • 分電盤・通信機器へのSPD設置
  • 等電位ボンディングによる設備間の電位差調整
  • 接地極の増設と接地抵抗の定期測定

雷報とは?〜仕組みと強み〜

シナノカメラ 雷検知器 雷報Li-Ho SCE-001

雷報は、雷が発生した際に放出される電磁波と静電場の変化をリアルタイムで検知する装置です。
最大で半径60km以内の雷を検知でき、雷が接近する前に警報を発することができます。

これにより、従業員の避難、機器のシャットダウン、屋外作業の一時停止など、**「落ちる前の行動」**が可能になります。

雷報に検知イメージ図。雷報から60kmの範囲で早期に検知

雷報の技術的な仕組み

雷報は、雷が発生する際に生じる電磁波と静電場の変化を同時に検知することで、雷の発生を捉えることができます。
これにより、従来の雷検知器よりも早く、そして正確に雷の接近を知ることができます。
「雷が鳴ってから」ではなく、「雷が来る前」に対策できることが最大のメリットです!

雷報の活用シーン

雷報は、以下のようなシーンで活用されています。

  • 空港、飛行場:滑走路作業員や地上スタッフの避難判断に
    離着陸時の雷対策、機体整備の安全管理などに。
  • 工場・物流センター:屋外搬入出作業・フォークリフト稼働時の安全確保に
    屋外作業の一時中断、システム停止判断のため。
  • 屋外イベント・ライブ会場:観客やスタッフの避難判断に
    フェス・マルシェ・スポーツ大会などで、安全な中止や再開のタイミングを見極める。
  • 観光地・テーマパーク:観光客への迅速な避難アナウンスに
    展望台・ロープウェイ・遊具の利用制限など、事故防止の判断材料に。

まとめ:雷対策は「準備」と「判断」で差が出る

雷による被害は、自然災害の中でも予測が難しいものです。
しかし、「雷報」のような検知システムを導入することで、被害のリスクを大きく下げることができます。

命や財産を守るには、事前の準備と迅速な判断がすべて
もし、施設や現場での雷対策に不安がある場合は、ぜひ雷報の導入をご検討ください。

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